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多目的615号室

絵:星香子、文:りお、実働部隊という名のニート:ねり、でお送りする創作ブログです。

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純粋な暗闇を歩いたことはありますか?―ダイアログ・イン・ザ・ダークに行ってきた

「純粋な暗闇」を歩いたことはおありですか?
ないという方は是非「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」を訪ねてみて下さい。
「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」では、一切光源のない暗闇のなかを、アテンドと呼ばれる視覚障害者さんに案内されながら進みます。
そして何も見えないまま、テーマに沿った遊びや物作りなどの活動を行うのです。
1988年にドイツで生まれたこのイベント、1999年から日本でも体験できるようになりました。
大阪会場と東京会場があるそうなのですが、
この度東京会場で初体験して参りましたので、簡単にレポートさせて頂きます^^

ところは東京都、千駄ヶ谷と外苑前の間くらい。
DSC_1161.jpg

「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」はこちらの常設会場で

DSC_1159.jpg

金土日を中心に一日数回~十数回の公演が行われています。

まずは手荷物や、光を発する可能性のあるものを全て無料のロッカーに預けます。
同じ回の8名+アテンドさん1名のトータル9名で、いざ出発!
いきなり真っ暗闇には入らず、まずは薄暗い部屋で目を慣らしながら説明を伺います。
ここで手ぶらの私たちに、唯一頼るべきアイテムが渡されました(笑)
白杖(はくじょう)です。
その名の通り白い杖。こちらの使い方を教わって、暗闇を歩く助けにします。

薄暗さに慣れたところで、もう一段暗い部屋へ!
ランプシェードひとつの前室だけでも、十分に暗い。

「それでは、ランプを消していきます」

アテンドさんがゆっくりとランプの電源を落としてゆきます。

「暗い!」
「見えない!」

参加者みんなで思わずざわざわ。
消火器のあるところの赤いランプだけが残ったのですが、赤い光は広がらず、もう一緒に歩く人たちの顔も見えません。
なぜでしょうか。ぞっとしました。
目を開けても閉じても同じ真っ暗闇しか視覚できない。
特に閉所・暗所恐怖症ではないのですが、重苦しいような不安に襲われました。
本当に最後までこのイベントに参加できるのか、不安になるくらい。
私の場合は「目を開けていても何も見えない」ことが不安に繋がっているようで、目を閉じると多少安心しました。
開いてても閉じてても何も見えないことは同じなんですが(笑)

「ぎゅっと近くに寄ると、ちょっと落ち着きますよ。ゆっくり進んで行きましょう」

ぎゅっと寄る我々。
確かに人の気配が近くにあると安心します。
何せここではぐれたら、二度と出口の場所が分からなさそうで…!!
アテンドさんに丁寧にナビをして頂き、白杖で前方を探りながら、暗闇のなかに入ってゆきます。

「みつき、歩きます」
「みつき、ここにいます」

方々からそんなふうに、自分の状況を解説する声が聞こえます。
そうしないとお互いの場所や動きが分からず、転んだりぶつかったりしてしまう恐れがあるためです。
アテンドさんが「こちらです」と呼んで下さる声も。
視覚がない状況で、音はもの凄く頼りになりました。
とにかく、みんなやアテンドさんの声がする方へ!
そんな音のすごさをはっきり感じたのが、サッカーボールの遊びです。

「輪になってみましょう」

何も見えないのに輪に!?
戸惑う参加者たち(笑)でも、やってみるとできるものです。
近くにいる人と手をつないだり声を掛け合ったりしながら輪になりました。

「このままキャッチボールをします」

何も見えないのにキャッチボール!?
さらに戸惑う参加者たち(笑)
さすがに上に投げたりはしませんでした。地面を転がしキャッチするゲームです。

「Aさんに投げますね」

アテンドさんが予告します。
ボールは見事にAさんのところへ。

「Aさん、Bさんのところへ投げて下さい」

暗闇のなかで投げて届くのかな? と思うのですが

「Bさんは声を出したり手を叩いたりして、Aさんに場所を教えてあげて下さい」

これが、わかる!
視覚がなくなってしまっている分、聴覚が鋭くなっているのでしょうか、声の来る方向がかなりわかる。
十分にキャッチボールできました。

次に言われたのは、

「ガーデニングしましょう!」

暗闇でガーデニング!? もうなんというか驚きっぱなしの一行(笑)
そう、ダイアログ・イン・ザ・ダークのテーマは時期・季節によって変わります。
私が参加したのはその名も「ガーデニング・イン・ザ・ダーク」。
そういえば感じていたのは濃厚な土の匂い。
一行がしゃがんでみると、どうやら足下にはいくつかのプランターが置いてあります。

「土を混ぜて、種を撒いて行きましょう」

ネタバレが過ぎてしまうともったいないので(笑)詳細は記載しませんが、私たちチームは見事自分のプランターに種を撒くことができました!

見えない、暗い、ということはネガティブなイメージがあります。
でも見えなくても、暗くても、工夫次第でこんなにたくさんのことができるんだ。
一瞬一瞬が新鮮で、違う世界を覗かせて頂いたようで、凄く貴重な時間を過ごさせて頂きました。

ちなみに、アテンドさんから伺ったことで印象に残っているのが、「自動販売機」のお話。

「私たちにとって自動販売機はくじ引きみたいなものなんです」

自動販売機で何が売っているか、目が見えないと全く分からない。

「初めての販売機なら勘でボタンを押して、ほしいものが出てきたらラッキー、という感じです。
 よく使う自動販売機なら、商品の並びを覚えます。
 でも新製品が入ったら、覚え直しになっちゃう」

「自動販売機に点字はほとんどありません。
 冷たいか暖かいかはもちろん、何が入っているかラインナップもよく分からない。
 点字のある自動販売機を見つけたと思ったら、点字の内容が古いまま更新されていなくて中身が全然違ってたってこともありました(笑)」

本当にそうだーー!
お恥ずかしいことに、今まで全くそれに思い至りませんでした。
音声で購入できる自動販売機とか作れないものでしょうか。
Siriさんみたいに、「冷たい」「オレンジ」とか言うと販売してくれるとか。
こんなやり方もあるんじゃないか、これはどうだ、議論白熱。
初対面の2人ずつのグループが4組で8人、つまり半分は初対面だったのですが、暗闇では距離が縮まってゆくのがすごく早かったのも不思議でした。

暗闇のなかで作り上げた私の鉢がこちら。

DSC_1170.jpg

急いで書いたら字が汚いw
そして何故か写真がタテになってくれないという呪いにかかっていてヨコ向きですみません。
ルッコラが植わってます!
大事に育てさせて頂きます(^^)

ダイアログ・イン・ザ・ダークさんでは季節ごとに異なるモチーフでの暗闇体験が行われています。
今までもスケッチや習字、運動会(!?)など様々な企画が行われてきたそうで
運動会については何をどうやってのか本気で気になります笑

「ガーデニング・イン・ザ・ダーク」は6月1日まで。
6月6日からは「レインバージョン」となるそうです。
気になる企画があれば、是非是非皆さま足を運んでみて下さいませ!
きっと今までにない体験が待っていると思います。

丁寧にご対応下さいましたスタッフの皆さん、
お世話になりましたアテンドさん、
一緒に歩いてくれた7人の仲間たち、
素敵な時間をありがとうございました。
またきっとお伺いしたいと思います!



ダイアログ・イン・ザ・ダーク様
HP:http://www.dialoginthedark.com/
twitter:@DialogintheDark
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テーマ : 人生を豊かに生きる    ジャンル : 心と身体

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管理人

星香子(イラスト・漫画等)+りお(小説)+ねり(その他)

Author:星香子(イラスト・漫画等)+りお(小説)+ねり(その他)
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