FC2ブログ

多目的615号室

絵:星香子、文:りお、実働部隊という名のニート:ねり、でお送りする創作ブログです。

Category: りお > 小説   Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

【BL】病み気味共依存男子で短編

りおです。可愛いアリスの合間にBL小説挿んでしまってすみません\(^o^)/
長めの話を書く前に、そこに出すキャラで短文を書き散らすことがよくあります。
漫画で言うならキャラデザを固めるためのラフスケッチのような感じでしょうか。
これもそういう雑文です。らくがき的な何か
病んだかんじの共依存男子。べったべたで、自堕落で、浮いてくつもりの全くない共依存カップルです。

BL大丈夫な方は「続きから」お願い致します。

百千醒悟・駒木暁
ももちせいご・こまきあきら

現時点で色々な設定が曖昧なので、追々きちんと決めて書きたいです。
  「せーごはいつもにこにこしてるけど」
 醒悟の両腕にすっぽりと収まったまま、暁が呟いた。八畳ワンルームは大の男ふたりには手狭に過ぎる。だから醒悟は、大抵暁を近くに呼び寄せる。
「頭の中がワーっとなっちゃったりしないの」
 醒悟は暁の癖っ毛に鼻の頭を埋めた。鴉の濡れ羽色を犬のように嗅ぐ。
「暁はなるの」
「なるよ。渋谷のスクランブル交差点のとこみたいにさ、ニンゲンがいっぱいいると、わけわかんなくなって、ぐっちゃぐちゃにしたくなる。全部消しちゃいたくなるよ」
「過激だなあ」
「せーごは、ないの」
「頭の中がわーってなっちゃうとき?」
 ウン、と暁は頷いた。
「暁がねえ、あんまり可愛いときかなあ」
 暁は微動だにしない。ただ真っ暗な、大きな瞳がぱたりと瞬きをした。
「おれ」
「そう」
「おれを甘やかすのは、よくないよ」
 暁は平淡に言う。申し訳なさそうな顔でもなければ照れたようでもない。
「良くなくないよ」
「へんなニホンゴ」
「暁はさ、どうして俺がさっさと就職したと思うの」
「わかんない」
「俺が頑張って働いたら、暁のこと養えるでしょ」
「おれ」
「そう」
 おれアルバイトしてるよ、暁は小首を傾げる。滑らかな首筋に噛みついてやりたくなる。必要最低限しか外出しない暁の肌は、どこもかしこも白い。
「俺はねえ、本当はねえ、暁にずっと俺のことだけ見てて欲しいの。働かなくていいし、他人と話す必要もない。暁には俺だけいたらいい。そういう風に、仕向けたいの」
 醒悟以外の人間を怖がる暁を、そのままにしておきたいのだ。
「だから暁には俺のこと責める権利がある」
 醒悟は暁の人間的成長を妨げている。自覚はある。
「だけど俺から離れるのは絶対に許さない」
「どうして」
 暁は背を反らせて醒悟を見た。不思議で仕様がないという顔だった。
「どうしてせーごのこと責めないといけないのか、わかんない」
「ああほら、こういうとき」
 俺はわーってなる。暁の額に唇を付けた。眠たげな目蓋のうえは、処女雪のようにまっさらで冷たかった。
スポンサーサイト




テーマ : 自作BL小説    ジャンル : 小説・文学

Comments


管理人

星香子(イラスト・漫画等)+りお(小説)+ねり(その他)

Author:星香子(イラスト・漫画等)+りお(小説)+ねり(その他)
サイト「多目的615号室」別館。毎日がネタ。詳しくはこちら。

検索フォーム
参加企画など
twitter


QRコード
QR
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ